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入れ歯

このページでは当院の「入れ歯治療」についてご紹介させていただきます。
皆さまは義歯(入れ歯)についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
もしかしたら、「老化」のようなイメージがあるのではないでしょうか?
たしかに一度、失った歯は戻ってはきません。
歯がなくなることのデメリットは咀嚼機能の低下や発音のしづらさ、見た目の変化、多々あります。
このデメリットを補完してくれるのが「入れ歯治療」です。
口腔内の健康は私たちが思っている以上に、日常の生活に密接してきます。そして生活の質を大きく左右します。
たとえ歯を失ってしまったとしても入れ歯治療をしっかりと行うことで、噛み合わせや発音、素材によっては審美性も改善させることができます。しっかりと咀嚼をできるようになった結果、お口の機能が回復し、食事や会話が楽しくなっていくという例はたくさんあります。特に噛み合わせについては食事の楽しみだけではなく、認知症治療にも良い影響があると言われています。
噛み合わせが悪い、もしくは噛み合わせがないと、脳への刺激が少なくなります。それが認知機能を低下させていると考えられています。 認知機能の改善に加え、しっかりと合う義歯を使うことで運動機能も向上します。
特に高齢者の方の転倒や歩行を助けることにもつながります。義歯を正しく使うことで心身の健康も整うわけです。
「入れ歯治療」は失った歯を補うだけでなく、生活の様々な質の向上につながっていく治療なのです。

近年は材料の進化、そして技術の進化により様々なニーズに合わせた入れ歯を作成することも可能になりました。
しかしそのためには材料のことをしっかり理解し、適切な設計を行うための知識が必要となります。
当院では大学病院の補綴科(入れ歯や被せを作ることを専門としている科)に所属していた歯科医師が在籍しています。
そのため、患者様のニーズに応えるより良い義歯を作製することが可能です。

当院の入れ歯治療の流れについて

STEP1 より良い入れ歯を作るために~口腔内写真・レントゲン検査・歯周病検査・唾液検査~

当院では、初診の患者様のお口の状態をよりよく知るための検査に力を入れています。入れ歯を作製していく前に、お口の状態を把握させてもらうことで、その後の入れ歯の設計がより精密になっていきます。また、今までに入れ歯を使用されたことがあるかどうか、どのような入れ歯を現在お使いになっているか、ということも記録していきます。

STEP2 入れ歯を作製していく前準備

入れ歯を作製する前にお口の中で問題がある部位、例えば、むし歯が進行している・歯周病が進行しているという歯を治療していきます。また、入れ歯が入った後も残った歯を守っていくためのお口のケアをする方法をお伝えしていきます。

STEP3 型取り

前準備としての処置が完了したら、入れ歯のデザインを考えるためにお口の型取りを行います。型から模型を作製します。模型から歯を支えている顎の状態を確認し、必要に応じて模型を使って、より精密な型をとるためのトレーを作っていきます。

STEP4 入れ歯の高さ決め、人口歯の位置決め

入れ歯は一回の型取り後に、すぐ出来上がるわけではありません。入れ歯をどの位置で噛み合せるか、人口歯をどの位置に並べるか、という細かい設計を行なっていきます。

STEP5 義歯完成

さまざまな過程を経て、出来上がった入れ歯をお口に合わせて調整を行っていきます。

STEP6 入れ歯調整

入れ歯は出来上がってすぐにお口に馴染むわけではありません。買ったばかりの靴で靴ズレが起こることと同じように、入れ歯でも使っていると痛い場所が出てきたり、お口の中で不快な場所が出てきます。痛みや不快な部位をさらに調整していきます。また、発音や噛み心地についても確認していきます。

入れ歯の種類

保険適応の入れ歯

保険適応で作製する入れ歯は使える材料が特定されています。ある程度の安定感や機能性を回復することが可能です。
しかし、入れ歯の設計デザインや使い心地、審美性に制限があります。大きくは以下の2つの種類があります。

部分入れ歯

止め具に金属を使用し、歯ぐきにあたる部分をプラスチックを用いて作製されている義歯です。しっかり調整することで安定します。プラスチックの厚みがあるため、違和感を感じたり、止め具が金属のため見た目があまり良くありません。

総入れ歯

部分入れ歯と同様、プラスチックで作製します。しっかりとした手順を踏んで調整することである程度の安定感を得ることができます。しかし、こちらもプラスチックで作製するため厚みがあり、違和感や異物感が強くなります。プラスチックのため温熱感を感じにくく、味を感じにくいと言われています。また、長期使用で劣化し、割れたり壊れたりすることがあります。

自由診療の入れ歯

自由診療で作製する入れ歯は様々な材料を使うことができ、入れ歯の設計デザインや使い心地、審美性を大きく改善することができます。また、患者様個々のニーズに合わせた入れ歯を作製することができます。

金属床義歯

入れ歯の一部に金属を使用し、使用感と強度を改善した入れ歯です。金属は強度が高いため、入れ歯の厚みを薄くすることができ、(厚みはプラスチックの1/4程度になります)使い心地を改善させることができます。薄く作れるので話しをするときの違和感も改善します。 金属は熱伝導性に優れ、温度の変化を感じることができ、食事をした時の温度感覚をより自然にすることができます。また、金属は耐久性に優れるため、割れたり変形もしにくく、汚れもつきにくく清潔に使うことが可能です。

使用する金属はコバルトクロム合金、チタン合金となります。チタン合金は比重が軽く、強度に優れ、金属アレルギーの心配も少ないことからより良い金属床義歯を作ることができます。

ノンメタルクラスプデンチャー

入れ歯の止め具に金属を使わず、審美性を向上させた入れ歯です。入れ歯を使用されている患者様のなかには金属の止め具が見えてしまうことを気にされる方が多くいらしゃいます。この入れ歯はその問題点を解決してくれます。さらに、適合がよく、アレルギーの心配もなく体に優しい入れ歯です。素材にはポリエステル共重合体を使用しており、以下のような特徴があります。

特徴
柔軟性があり、かつ耐衝撃性が高い
研磨性がよい
補修することができる
低吸水性のため、義歯が汚れにくく、より審美性に優れる

ノンメタルクラスプデンチャー&金属床のコンビネーションデンチャー

ノンメタルクラスプデンチャーを元に、内側に金属床を使用し強度を高めた入れ歯です。ノンメタルクラスプデンチャーと同様に、金属色が外観から見えないため、審美性に優れます。さらに金属を使用しているため、様々なデザインが可能です。より薄く、より強く、面積を小さく作ることができ、、お口の中の違和感を小さくすることができます。自然な見た目と噛みやすさを兼ね備えた入れ歯です。また、ノンメタルクラスプデンチャーでは難しい多数歯欠損の患者様にも使っていただけます。

入れ歯についてのセルフチェック

以下の1つ以上でも当てはまることがりましたら、一度、歯科医院への受診をお勧めいたします。

  • 入れ歯が外れやすい。不安定である。
  • 入れ歯を使っていると痛みがある。
  • 肉やナッツ類など硬いものを食べても痛みを感じにくく、噛める入れ歯が欲しい。
  • 金属のバネが気になる。笑う時に、ついつい手でお口を隠してしまう。
  • 入れ歯の厚みが悪くて我慢ができない。なるべく薄い入れ歯にしたい。
  • 入れ歯と歯ぐきの間に食べかすが入って不快。入りづらい入れ歯にしたい。
  • 咬み合わせが合っていない気がする。
  • 入れ歯が壊れやすい。壊れにくい入れ歯にしたい。

このようなことが気になっている方は、ぜひ当院までご相談下さい。
しっかりと患者様に合った入れ歯を作製し、日々の生活の質の向上をサポートします!
※当院では、大学病院で義歯作製を専門に行っていた歯科医師が在籍しています。
そのため、様々なケースに対応させてもらうことが可能です。

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