バイオフィルムについて
2016.06.02お知らせ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、ニコデンタルクリニックの歯科衛生士の吉田です。
早いもので6月。梅雨も近くなりましたね。
私は先日、2日間の講習会へ受講しました。
昨年より継続受講していますが、すごいスピードでアップデートしていく医療の進歩に驚くばかりでした。たくさんの歯科衛生士さんとの出会いにもめぐまれて、楽しい2日間でもありました。
みなさん、バイオフィルムということばをご存知でしょうか?
プラーク(日本語で歯垢)は歯面につく細菌の塊のことを言います。バイオフィルムとは厳密には定義がありますが、プラークと同じとなります。そしてこの画像はバイオフィルムになります。ジャングルのような構造をしていますよね。笑
バイオフィルムは歯磨きや歯間ブラシやフロスなどの清掃が行き届かなかった歯面に付着して時間をかけて成熟されます。そして歯周病の原因になります。
ちなみにバイオフィルムは3日間付着したままだと歯肉炎になり、炎症がはじまります。
でもバイオフィルムは付着してはいけないものではありません。細菌は口腔内常在菌であり消えることはないのです。そこで歯周病やう蝕が悪化しないようにして、共存することが求められます。しかしそのまま放っておけば悪化します。悪化しないためにはバイオフィルムを歯ブラシや歯間ブラシやフロスなどで除去することが大切になります。
どんなに頑張っても歯磨き後にも10〜20%はバイオフィルムが存在するとも言われています。
歯面に残ってしまった、バイオフィルムは歯科衛生士が除去し、サポートしていきます。是非一緒に歯周病を治していきましょう。
本日も予防室でお待ちしています(^^)
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