年齢に合わせた離乳食の種類👶
2020.10.15スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院 医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの山口です(^^)
離乳食は、栄養を取る意味や、咀嚼の練習、消化機能の発達、味覚の育てる、また、自分で食べることの土台づくりになる大切なものになります。離乳食を始める時期や進めるタイミングは、月齢もそうですが歯の生え方も目安になります。それぞれの時期のお口の中の特徴についてお話ししていきます。
【口唇食べ期】5~6ヵ月ごろ
口腔中の状態として、歯茎の部分が固くなってきます。舌の動きは前後運動が中心です。体の発達は、首がしっかりしてくる、支えていると座れる、食べ物に興味を示す様子が見られてきます。このように発達が整ってきたら離乳食開始のタイミングです。
なめらかな状態の食べ物をスプーンからこそげとり、舌の前後運動で口の奥に送って飲み込む練習です。この時期は食べ物を飲み込み、その舌触りや味に慣れるのが一番の目的です。
【舌食べ期】7~8ヵ月ごろ
下の前歯が生え始める時期です。前歯が舌が前にでないように柵の役割をすることで、舌の前後運動と上下運動が上手に出来るようになります。舌を使って食べ物をつぶしたり、まとめて飲み込むことが出来るようになります。食べている時に、唇が左右同時に伸縮し、しっかり閉じて薄く見えたら、食べ物を舌で押し潰しているサインです。体の発達は、手で物をつかみ、次第に指を使えるようになります。また上手に座れるようになるので、食事するのも楽になってきます。離乳食の回数も増えるので、毎日決まった時間になるようにし、生活リズムを整えていきましょう。
【歯茎食べ期】9~11ヵ月ごろ
前歯が上下で4本ずつ生えてきます。上顎が広がり口の中の容積が大きくなってきます。食べている時に、下顎が左右に動いたり、上下の唇がねじれるような動き、噛んでいる側の口角が引かれている動作が見られるとしっかり食べているサインです。指先で物をつかめるようになるので、手づかみ食べや遊び食べが盛んになってきます。「自分で食べる」練習なので、食べる体験を十分にさせてください。また、この時期の味覚は大人になってからの食生活への影響がとても大きいです。味付けに注意して、たくさんの種類の食べ物を体験できるよう心がけてください。
【手づかみ食べ】12~24ヵ月ごろ
上下の奥歯が生えてきます。歯茎で潰せなかったものが食べられるようになり、咀嚼を練習する時期です。歩き始めるようになったりと、運動機能が格段に発達していきます。
そして基本的な摂食機能が整う時期です。
発達には個人差がありこれらはあくまで目安です。お子さんの成長に合わせて進めてください。また、食事の1番の目的は体と心に栄養を与えることです。食事の時間をお子さんも保護者も楽しく過ごしてください(^^)
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
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