乳歯、永久歯についての豆知識🦷
2020.10.20スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの山戸です。
人の歯は何本あるかご存知ですか?
乳歯列では一顎片側5本で計20本。永久歯列では一顎片側7〜8本の計28〜32本です🦷
乳歯において、歯は乳切歯、乳犬歯、乳臼歯の3種類に分けられます。
乳切歯は最前部に位置し、正中から2本ずつみられます。正中寄りにあるものを乳中切歯、その隣にあるものを乳側切歯といいます。
乳犬歯は乳側切歯の隣に位置する尖頭をもつ歯で1本ずつみられます。
乳臼歯は乳犬歯の隣に2本ずつみられ、正中に近い側を第一乳臼歯、正中から遠く、奥の方にある歯を第二乳臼歯といいます。
永久歯においては切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯と4種類に分けられます。
切歯は最前部に位置し、成虫から2本ずつみられます。正中寄りにあるものを中切歯、その隣にあるものを側切歯といいます。
犬歯は側切歯の隣に1本ずつ位置する歯で、俗に”糸切り歯”とよばれます。
小臼歯は犬歯の隣に2本ずつみられ、正中に近いものを第一小臼歯、遠いものを第二小臼歯といいます。
大臼歯は小臼歯の後方に位置する大きな歯で2本〜3本ずつみられます。正中に近いものから第一大臼歯、第二大臼歯、第三大臼歯と称し、そのうち第一大臼歯は”6歳臼歯”、第三大臼歯は”智歯”、”親知らず”ど俗称されています。
乳歯は生後6〜7ヵ月頃から生え始め、約3歳で乳歯列が完成します。約4歳ぐらいから乳歯の歯根が順次吸収を開始し、6歳頃から脱落が起こり、約12歳で永久歯列への交換を完了します。
永久歯は6歳前後から萌出を開始し、12〜13歳前後で永久歯列となります。
乳歯、永久歯の萌出時期や順序は一定のものではなく、個体差がみられます。先行する乳歯がう蝕などにより早期に喪失すると後続の永久歯の萌出が早くなったり、乳歯の晩期残存などにより放出が遅くなったりすることがあります。
乳歯と永久歯の見分け方は分かりますか??
乳歯は歯冠が青白色もしくは乳白色をしていて、エナメル質と象牙質の厚さが永久歯の約1/2と薄く、石灰化も低いです。永久歯は歯冠が帯黄白色でエナメル質や象牙質の厚さは乳歯よりも厚いです。
大きさは乳歯の方が永久歯よりもひとまわり小さい歯です。
乳歯はエナメル質や象牙質の厚さが薄いため、う蝕になりやすく、進行も早いので注意が必要です。ですが、永久歯は萌出したら一生使用する、とても大切な歯になってきます。かわりの歯は作ることができません。乳歯もう蝕になれば永久歯に大きな影響を与えてしまいます。乳歯、永久歯ともにう蝕にならないようにしっかりケアをしましょう!
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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