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お口の健康と生活習慣🦷

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの鎌田です(^ ^)
新しい年を迎え、寒さも いよいよ本格的になってまいりました!肌を刺すような空気を堪能しつつ、暖かい春が待ち遠しい季節です。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、本日のブログでは、『お口の健康と生活習慣』について お話していきます。
ニコデンタルクリニックでは、来院いただいた際に"日常生活アンケート"や、"食事記録"というものに ご協力をお願いしております。
これは、
・1日の歯みがきの回数やタイミング
・使用している清掃補助用具
(歯間ブラシやフロスなど)
・1日の食事の回数や内容
・飲み物を含む、間食の回数や内容
・喫煙の有無、喫煙歴
・睡眠時間
など、普段どのような生活をしているかを うかがっています。

なぜ このようなことを知る必要があるのでしょうか。

それは、むし歯や歯周病などのお口の疾患は、歯の質や細菌の数、唾液の質など、その人のもつ要素に左右される部分もありますが、食生活や普段の生活習慣が大きく影響してくる為、疾患を引き起こした要因を知り、今後 予防していけるように知る必要があるのです。
むし歯や歯周病というものは、あまり『病気』と捉えられていませんが、実は糖尿病や高血圧などのように『生活習慣病』の要素が強いと言え、つまりは生活習慣を見直し改善することによって、予防することが可能な病気なのです。

最近ではメディアなどでも多く取り上げられていますが、口腔ケアをしっかりおこなうことが健康寿命(健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活できる期間)の伸長にとって基本的な要素と示されています。
65才以上を対象とした調査では、残っている歯の本数が19本以下の方と20本以上の方とで比較をすると、要介護状態になる割合が1.2倍という報告があります。
また、進行した歯周病を有する人は、肥満や高血圧、脂質異常などのメタボリックシンドロームの発症が1.6倍になることも明らかにされました。

他にも、
○歯周病の進行により、血糖値のコントロールに大切な役割を担うインシュリンの働きが抑制されて、糖尿病の発症や病状の悪化を誘発します。
○男性では、残っている歯が24本未満の方は、25本以上の方と比べて虚血性脳卒中のリスクは1.57倍になるという報告があります。
○歯みがきで血管の健康度を左右することも示されており、3週間の歯みがき停止で、歯垢(プラーク)内の細菌が血液内に入り込んで毒素を出すことで動脈硬化を示す値が上昇し、歯垢を除去することで値が正常に戻ったという報告もあります。

その他にも、身体と心の健康において、お口の環境が大きく影響することがわかっています。
健康なお口の環境を維持していく為に、適切な生活習慣を送ることは不可欠であると私たちは考えているので、来院の際には是非ご自身の生活習慣と向き合う機会にしてみて下さい^ ^

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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