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歯ブラシとタフトブラシの活用❗️

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの国岡です(^^)

皆さん【プラーク】という言葉を聞いたことはありますか?

プラークとは、歯の表面に付着している細菌のかたまりです。
白色または黄白色をしているので目では確認しにくいのですが、舌でさわるとザラザラとした感触があります。
プラークはネバネバと粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、強くうがいしても取れません。
プラーク中には細菌が約600種類も存在しており、プラーク1mg当たりに細菌が約1~2億個存在していると言われています。

プラークは口の中の清掃が十分になされていない歯の表面に形成されます。
歯以外にも清掃が不十分な入れ歯(義歯)や舌の表面などにも同様に付着します。

ではプラークはどのようにして形成されていくのでしょう?
歯の表面に唾液の中の糖タンパク成分が膜のように付着します(ペリクル)。
ペリクルに細菌が付着し、定着・増殖することでプラークが形成され、どんどん成長していきます。
時間が経過するほど、口の中でトラブルを起こす細菌が増えていきます。

プラークはむし歯や歯周病など口の中の様々なトラブルの原因になるため、毎日のセルフケアがとても重要になってきます。

そして毎日のセルフケアでしっかりとプラークを除去するためにおすすめの【タフトブラシ】という清掃補助用具があります!

タフトブラシは、毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。
普通の歯ブラシでは毛先が届きにくいところの清掃に適しており、歯ブラシでみがいた後、タフトブラシでの清掃を追加することで、みがき残しやすい「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」のプラーク(歯垢)を効率よく除去することができます。歯ブラシでは毛先が届きにくいところにタフトブラシの使用をおすすめします。
例えば…
◯歯並びが悪いところ
◯奥歯の奥
◯矯正装置のまわり
◯前歯の裏
◯かぶせ物のまわり
◯抜けた歯のまわり
◯背の低い親知らず
◯生えかわり期の生えている途中の歯

このようにタフトブラシは様々な部位に使用可能な清掃補助用具です!
私は普段の診療でお子さんの仕上げ磨きによく使用しています。小回りも効きやすく小さいためお口が小さいお子さんの仕上げも普通の歯ブラシよりやり易いなと感じています。また奥歯や舌側など普通の歯ブラシを使うと痛かったり気持ち悪くなったりといった不快感もタフトブラシだと軽減できるため、お子さんの嫌がる頻度が減っているなと感じています!

【タフトブラシの使い方】
1.歯ブラシでみがいた後、みがき残しを鏡で確認したり、舌で触った感触がザラザラとしていないかなどをチェックします。
2.タフトブラシは「ペングリップ」(鉛筆の持ち方)で持つことをおすすめします。
3.鏡を見ながら、みがき残しが気になるところに毛先を当て、軽い力で小刻みに動かしてみがきましょう。
※歯肉を傷付けないよう、力の入れすぎや動かし方に気をつけましょう。
※使い方など詳しく知りたい場合は、スタッフにお声がけください!

タフトブラシは糸ようじや歯間ブラシといった清掃補助用具の中でも認知度が低く、ドラッグストアでも取扱が少ない商品の一つです。
ですが、歯磨きにプラスすることで非常に効果的にプラークを除去することができる清掃補助用具です!
ぜひ普段の歯磨きに【タフトブラシ】を取り入れてみてはいかがでしょうか(^^)

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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