「歯ブラシ以外のお口の補助的清掃道具」 いくつ知っていますか?(^^)
2020.11.20スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。
みなさんは補助的清掃用具と聞いてどんなものを思い浮かべますか?また、歯を磨く時、歯ブラシ以外に使用している道具はありますか??
今回はその道具についてお話していきます!
☆デンタルフロス
・歯間部の清掃に最も適した補助的清掃器具です。
デンタルフロスを歯間部から歯肉溝まで挿入して、プラークを除去していきます。
風味のついたデンタルフロスやフッ化物が添加されたフロスもあります。また、デンタルフロスがホルダーに装着されたものがあります。
歯間部隣接面や補綴装置連結部、ブリッジ基底面、インプラントの部位に使用されます。
☆歯間ブラシ
・歯間部に空隙がある場合の歯間清掃に使用します。歯の周囲や補綴装置(ブリッジ、インプラント)、矯正装置の周囲などにも使用します。
歯間ブラシには4S、SSS、SS、S、M、L、LLなどのサイズがあり、歯間空隙の大きさにより決定します。誤った使用を続けると、歯間空隙が広がりすぎたり、歯根の摩耗などを生じることもあるので注意してください。
☆タフトブラシ
・手用歯ブラシと基本的には同じ形態をしていますが、植毛が1束であるため刷毛部がかなり小さく、プラークが残りやすい部位への適合がスムーズです。矯正装置やインプラント、半埋伏歯、萌出途中の歯、最後臼歯遠心部、嘔吐反射がある方など、さまざまな症例にしようできます。
☆スポンジブラシ
・柄の先にスポンジがついていて、主に口腔粘膜の清掃に使用します。スポンジの吸水性と弾力性によって、口腔粘膜に付着した食物残渣、痰などの粘着性の付着物などを除去します。
口腔機能が低下した患者や経管栄養摂取者への口腔ケアを行う際に、歯ブラシの挿入が困難な場合に適しています。
☆舌ブラシ
・舌ブラシによる舌苔除去は、口臭の予防や味覚の亢進に効果があります。また、口腔機能が低下した患者には、誤嚥性肺炎の予防として意義があります。植毛されたタイプと樹脂によって舌苔をかき出すかタイプの素材があり、形態ではTタイプとOタイプがあります。
☆義歯用ブラシ
・義歯の清掃に用いる専用歯ブラシがあります。
義歯用歯ブラシには2つの毛束があります。
大きく軟らかい毛束には人工歯、義歯床などに使用します。小さく硬い毛束にはクラスプの内部、脚部などに使用します。ただし、義歯を清掃する時は必ず義歯専用の歯磨剤を使用してください。研磨剤の配合された歯磨剤は義歯レジン床を摩耗させ、傷つけてしまいますので、注意が必要です!
みなさん、歯ブラシ以外にも補助的清掃器具を正しく使用し、むし歯や歯周病の予防をしていきましょう!
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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