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鼻咽頭疾患と口腔習癖の関係

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの国岡です(^^)

今回は鼻咽頭疾患と口腔習癖の関係についてお話ししていきます。

新生児・乳児は哺乳の際に、毎分80〜90回の反射的な吸啜、嚥下を行っており、この間
に乳首を口腔内に保持したまま毎分40〜50回呼吸をしています。乳児頸が短いため成人と比べて喉頭が相対的に高い位置にあること、嚥下するものが液体に限られていること、さらに哺乳時の姿勢と重力の影響により、呼吸を妨げることなく嚥下が可能であるため、呼吸と嚥下を同時にできるといわれています。
成人では、必ず呼吸を抑制し、口腔内に貯留した食塊あるいは液体を嚥下しています。
鼻と口腔は、呼吸や食物摂取などの生命維持に不可欠な器官です。特に呼吸は継続的に行われなければならず、この機能に障害が発生すれば身体は緊急状態に陥ることから、呼吸機能はもっとも大事な身体機能の1つであるといえます。
口呼吸を原因とする問題の多くは小児期から始まります。小児期は成長発育が旺盛な反面、障害も受けやすいといわれています。この時期に気道が長期的・慢性的に閉塞すると不正咬合のみならず、その後の心身の健康状態などにも影響があります。

次に口腔との関わりがある主な鼻咽頭疾患について説明していきます。

①慢性鼻炎・慢性肥厚性鼻炎
急性鼻炎(いわゆる鼻風邪)の反復により慢性化したもので、小児がかかりやすく、季節の影響、ちり・ほこり等の刺激、細菌感染などにより、鼻粘膜の血行調節が乱れ、慢性的に鼻甲介粘膜が肥厚します。症状としては鼻閉、鼻汁、くしゃみ、嗅覚障害などがあり、慢性副鼻腔炎を併発しやすいといわれています。

②アレルギー性鼻炎
鼻腔内に起こった抗原抗体反応で、鼻の中が急にむずむずし、発作的なくしゃみ、水鼻、鼻づまりの3大症状が出現するI型アレルギーです。抗原さ季節性(スギ,ブタクサ等)と通年性(ハウスダスト,カビ,猫や犬や鳥などのフケ等)などに分けられます。
その人の体調や心理的な問題や内分泌の障害などにより、発症時期および強弱がまちま
ちであり、治療には対症療法(鼻噴霧用ステロイド薬,抗アレルギー薬等)と減感作療法があります。
以前は、「子どものアレルギーは大人になると治る」といわれていましたが、近年の研究により「年齢を重ねるにしたがって抗原が増え病像が悪化する人が多い(アレルギーマーチ)」ことがわかっています。

③鼻茸(鼻ポリープ)
鼻腔、副鼻腔内にできる茸のようなポリープ状の慢性病変です。慢性副鼻腔炎などを併発している場合が多く、手術、薬物療法などの根本的早期治療が有効です。

④急性.慢性副鼻腔炎
蓄濃症のことで、咽頭炎や鼻炎から続発する場合が多く、上顎のう蝕治療時や抜歯時の異物迷入などから起こる場合もあります。症状としては鼻閉、鼻汁、膿性鼻漏、頭痛、嗅覚障害、発熱、顔の腫れなどがみられ、急性症状に、後頭部痛、鼻根部の重圧感や拡張性の痛みなどがあります。学童期の子どもの約30%にみられるとの報告もあり、家族歴もあることから遺伝的な素因も考えられています。治療としては抗菌薬の服用がなされてきましたが、近年は重症例以外は投薬しない傾向にあるようです。

鼻咽頭疾患による口呼吸は、低位舌を誘発するとともに口唇閉鎖不全による舌癖を生じさせ、狭窄歯列や開咬などの不正咬合を引き起こします。
お口とお鼻は関係がとても深い部位になってきます。気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
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