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自分に合った歯ブラシを使用していますか??

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。

みなさんは普段どのような歯ブラシを使用していますか?毛の固さや毛先の形状、毛の材質など、自分に合ったものを使用していますか?
今回は歯ブラシについてお話をしていこうと思います。

まず、毛の固さにはふつう、やわらかめ、かための3つの固さがあります。
・ふつうは、一般的な固さで、効率よくプラーク(歯垢)を除去することができます。
・やわらかめは、歯肉が敏感な方でも使用できます。ただし、プラークの除去率ではふつうの固さよりも低いため、丁寧にブラッシングをする必要があります。
・かためは、プラークの除去率は高いのですが、ブラッシング圧が強すぎてしまう方や大きく歯ブラシを動かす方は歯肉を傷つけてしまうため、磨き方に注意をしなくてはいけません。

次に、歯ブラシの毛先の形状です。
ラウンド毛とテーパー毛の2つがあります。
・ラウンド毛は歯肉を傷つけないように毛先1本1本が丸く加工されたものになっています。
歯の表面のプラークを効率よく除去していきます。
・テーパー毛は先端になればなるほど細くなっています。歯と歯の間、歯と歯茎の間に毛先が届きますので、歯周病のケアをしたい方にオススメです。

毛の材質では、一般的に人工毛であるナイロンが使われており、市販で売っている歯ブラシはナイロンが多いです。ナイロンは吸水性が低く、細菌が繁殖しにくくなっています。
他にもPBT(飽和ポリエステル樹脂)が使われていることがあります。ナイロンよりも吸水性が低く、耐久性に優れています。
そして、もう1つ。自然毛があります。これは豚毛や馬毛などを使用したもので、弾力があり、人工毛より柔らかいため、歯や歯茎を傷つけにくいです。ただ、吸水性が高く、雑菌が繁殖しやすくなってしまいますので、使用後はしっかり乾燥させる必要があります。

最後に、皆さんは歯ブラシをどのくらいの頻度で交換していますか?
歯ブラシは、毛先が広がるとプラーク(歯垢)を除去する効果が低下します。使い続けると毛先が開いていない状態でもブラシの弾力は落ちていくため、プラーク(歯垢)を除去しにくくなってしまいます。しっかりとプラーク(歯垢)を除去してもらうためにも、歯ブラシは1ヶ月に1本を目安として定期的に交換していきましょう。
自分に合った使いやすい歯ブラシを選択して、健康な歯や歯茎を目指しましょう!

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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