タバコの影響
2021.01.13スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの山口です🌱
今回はタバコとお口の健康についてお話していきます!
「タバコ」と聞くとお口にもあまり良い影響は与えないだろうなと想像はできるかと思いますが、具体的に何がよくないのでしょうか。
タバコはお口の様々なトラブルの原因になります。
まず見てわかるのが着色です。歯だけでなく歯肉にも着色がみられます。健康な歯肉はピンク色をしているのですが、ニコチンの毛細血管収縮作用と一酸化炭素により血行が悪く、血液自体も黒くなるため、喫煙者の歯肉は暗紫色をしています。色素沈着もみられます。歯肉の形も硬くゴツゴツしています。
タバコとがんの関連も知られていますが、お口のがんの1つである口腔咽頭がんの発生率が喫煙することで3倍になります。
味覚が鈍くなったり、口臭を悪化させる原因でもあります。歯周病や、最近では喫煙者の子どものむし歯の発生、歯の治療の治り具合にも影響があると言われるようになりました。
タバコの歯周病への影響についてもう少し見ていきたいと思います。
喫煙は、歯周病に「かかりやすい」「気がつきにくい」そして「治りにくい」という3つの影響が出ます。
喫煙により免疫機能が妨げられるので、非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすく、重度になる割合が高いです。また、もともと気づきにくい歯周病ですが、ニコチンの血管収縮作用により炎症の反応である出血などがなく自覚症状がでにくくなるため発見が遅れ、気がついたら重度の歯周病になっていたということもあります。さらに、いざ治療を始めても歯肉の修復もタバコの影響により悪くなっているため治療の効果が出づらいです。
タバコのお口への影響は大きいです。お口の健康のためにも禁煙をお勧めします!
「受動喫煙」は本人に、そして家族や職場など他の人にも影響があります。家族に喫煙者がいる場合、歯肉に変化がみられることがあります。受動喫煙は換気扇や空気清浄機では避けられません。目の前で吸わなくても髪や服、息にも有害物質が残っています。別の部屋やベランダで吸っても煙は室内に入ってきます。
禁煙中、禁煙して良かったこと「メリット」を書き出してみてください。ご飯がおいしい、口臭が気にならなくなった、タバコ代がかからなくなった…他にもいっぱい出てくると思います。すぐに禁煙したり、禁煙を続けるのは大変ですが、得られるものも多いと思います。
ご自身のため、そして大切な家族のためにも禁煙を考えてみてください(^^)
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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