プラーク(歯垢)についてのお話しです🦷
2021.06.06スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの大塚です。
今回はプラーク(歯垢)についてお話します!
皆さんはプラークとは何かご存知でしょうか?🙄
プラークとは細菌がコロニー化したもので歯周病やむし歯の原因の一つになります。😰
では、このプラークはどのようにして歯に付着するのでしょう?
歯科医院でクリーニングした直後の歯面はプラークの付着はなく、舌で歯面を舐めるとツルツルしています。✨
この歯面にはいきなりプラークは付着せず、始めにペリクルというものが形成されます。
ペリクルとは、唾液由来のタンパク質で歯の保護膜とも呼ばれ、酸がエナメル質やセメント質に直接影響を及ぼさないよう守る作用があります。
歯面に吸着しやすい唾液成分が、唾液の自浄作用によって洗い流されることなく歯面に残り、ペリクルを形成します。
厚さは0.1μm~で厚い部分でも1μm程程度です。
因みに、1μmは1000mmです。
このように聞くと、ペリクルは良いもののように思えますが、プラーク形成のスタートにもなります。
ペリクルの表面はマイナスイオン(−)に荷電し、細菌の表面もマイナスイオン(−)に荷電します。唾液などのカルシウムイオンは(+)に荷電なので架橋し、静電気作用で非特異的に細菌をペリクルに付着させることになります。
そして細菌が次々と付着し、コロニーを形成、プラークになってくるのです。
このコロニーは歯ブラシや糸ようじ、歯間ブラシ等で物理に除去することができます。🙂
ですが、上手く除去出来ていないと、磨き残しとして歯面に付着したままになります。
ですが、しっかりと磨けているか確認するのは難しいです。😕
目視で確認できるツールとして、赤染め液というものがあります!💪
歯垢染色剤とも呼ばれ、歯面に塗布し磨き残したプラークを染め出すことにより、普段の歯磨きで磨き難い箇所をチェックし、どように磨いたら効率良くプラークを除去できるかを知ることができます。
この液体の色素は、かまぼこやタラコ等の水産加工品やお菓子などに使用する食品添加物と同じ物です。
そして、赤染め液は歯面に塗布した後にお口を漱ぐので、ほどんどはお口から出ていきます。
色素をゴクゴク飲むことはありません。🤗
ニコデンタルクリニックでは、成人も小児も必要な患者様には了承を得た後に赤染めを用いて磨き残しの確認を行います。
歯面に付着して24時間以上経過したプラークが染め出されるので、来院前に磨けなかった場合でも大丈夫です。
赤染め液は販売も行っているので、興味のある方はぜひスタッフにお声かけください。♪
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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