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コンポジットレジン (CR)治療について☆

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの鎌田です(^ ^)

6月に入り、汗ばむ陽気が続きます。夏を迎える準備に、少しワクワクしている今日この頃です^o^

さて、本日のブログでは、むし歯治療の1つである【コンポジットレジン (CR)】について お話していきます!

コンポジットレジン治療は、保険が適用される審美性の高いむし歯治療として注目を集めている歯科治療です。けれど、コンポジットレジン治療を行うことができるむし歯は、前歯や奥歯の表面(エナメル質)に小さな穴が開いている比較的軽度のむし歯を対象に行うことができる治療です。

これまでの歯科医院では、むし歯を治療する=【ただ治す】ことだけを目的としていました。
しかし、近年では「むし歯を治療するだけではなく、治療した歯をキレイに見せたい」と考える患者さまが増えています。
そこで、自分の歯の色に合わせた白いプラスチック素材の詰め物【コンポジットレジン (CR)】を使った治療方法が、高い満足度を得てもらうことが出来ます。

この治療の「コンポジットレジン」とは、セラミック粒子と合成樹脂を およそ「8:2」の割合で合わせた複合プラスチック素材のことであり、「CR」と呼ばれています。
日本では1978年からCRの保険導入が行われています。当初は耐久性や変色などの問題があり、あまり普及しませんでしたが、医学の進歩により機能性と審美性を兼ね揃えた歯科材料としてCRも進化してきました。

また、金属アレルギーをお持ちの患者さまでも、金属の詰め物を取り外した後、メタルフリーのCRに置き換える処置を行うことが出来ます。
*むし歯や詰め物の大きさによっては、難しいケースがございます。

以下にCR治療のメリット・デメリットをご紹介致します。

《メリット》

○自分の歯の色に近い自然な仕上がりになる
○健康な歯を削る量を最低限に治療するができる
○治療する歯の本数にもよりますが、基本的には1日で治療が完結する
○金属が一切使われていないので、金属アレルギーを起こす心配がない
○欠けや変色が起こっても、安易に修正することができる
○部分的な補修もできるので、歯のかたちをキレイに整えることができる
○保険が適用される

《デメリット》

○金属やセラミックと比べ、強度が劣る
○長期間使用し続けると、欠けたり割れたりし易くなる
○時間が経つにつれ、徐々に変色や摩耗していく
○強度上、使用することができない場合がある

CRは変色したり、すり減ったりしてゆくため、「これってむし歯ですか?」「治療が必要ですか?」と患者さまから聞かれることも多くあります。
詰め物はもちろん一生モノではないので、定期的な歯科医院でのメインテナンスでチェックをさせてもらえると安心です。
また、患者さまのお口の環境によっては、欠けたり、外れたりすることもありますので、その場合は歯科医院を受診し、再治療を行うようにしてくださいね。

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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