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歯科技工所見学へ行って来ました🐾

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの鎌田です(^ ^)

7月に入り、早くも「今年も半年を切ったなぁ..」と2022年のカウントダウンを始めています⏳
とはいえ、これからが夏本番!今しか楽しめない、夏らしいことを体験して、季節を満喫したいと思います^ ^🍉

さて、私は先日 京都・大阪を訪れ、歯科の詰め物や被せ物を作製する”技工所”を見学して参りました🐾
歯科治療の際に、ゴムのような材料をかんでもらい型を取ることがあると思います。
あの型を元に石膏を流し入れ、石膏模型を技工所へ送って詰め物や被せ物を作ります。
技工士さんの方で作製したものが医院に届き、患者様のお口の中に装着される..という流れになっています。

今回、大阪府三島郡にある株式会社プロアートさんにお邪魔し、実際に作製する様子を見せてもらったり、技工士さんから沢山お話を伺う機会を頂きました。

技工士さんは、基本的には患者様とは対面せず、石膏模型やお口の写真からのみ患者様情報を読み取り、詰め物や被せ物を作ります。
(医院に技工士さんがいる場合は、診療に立ち会ったりすることもあります。)
実際の人の口の中は、石膏模型で再現出来るほど単純なものではありません。
技工士さん達は限られた情報から、患者様のお口の特徴・動かし方の癖などを予測して、作製作業をおこなっていました。

このプロアートさんへは、保険外の『ハイブリッドセラミックス』の作製依頼を よくお願いしていますが、ピッタリと合う物であり、尚且つ色調再現も丁寧におこなって下さいます。
(同じ作製物でも、どこの技工所さんにお願いするかで、完成した物は変わってきます。)
その丁寧な職人技の根底には、どのような想いがあるのかも伺ってきました。

「実際に患者様のお口の中に入れた時に、先生の方で調整が必要ないものを作るには どうしたらいいか。いかにピッタリな物を作るかばかり考えています。」

このように仰っていました。
同じ歯科の世界で働いてはいますが、『生身の患者様に直接 処置をおこなう歯科医師の方々』と、『模型やデータを相手に、お口の機能を回復させる為の詰め物や被せ物を作る技工士の方々』、お互いに協力し合って【最善の歯科治療】が提供できるのだなということを実感しました。

普段は医院の内側からしか捉えることの出来ない世界を、”技工”という視点を交えて拡げることが出来ました。
今回は”技工”でしたが、歯科材料を扱っている所や医療機械を扱っている所など、歯科を支えている場所が沢山あること、全ての仕事はそのように支え合って成り立っていることを体感しました。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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