舌苔とは?👅 〜口臭の原因となる舌苔について〜
2020.11.05スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの大塚です。
前回は口臭についてお話をしました。その中で「舌苔」というものにも触れていきました🤔
今回は舌苔について深掘りしていきます!
前回は口臭についてお話しました。その中で舌苔についても触れていきました。
今回はその舌苔を深掘りしていきます!
舌の粘膜には舌乳頭という突起があります。
舌乳頭のうち、茸状になっているものを茸状乳頭といい、細い糸状の乳頭を糸状乳頭と呼びます。
茸状乳頭は内部に毛細血管が存在し、これが舌の色になります。
そして、糸状乳頭に口腔内の剥がれた細胞や粘液、食べかすや細菌が付着して舌苔になります。🙄
糸状乳頭部の血管に糖分やたんぱく質が多くなり過ぎると、舌粘膜の上皮の角化が亢進して糸状乳頭が長くなり、これに老廃物などが積み重ねると舌苔が厚くなります。
逆に糸状乳頭に栄養が行かなくなると萎縮し、舌苔が付かなくなり無苔になります。
舌苔の色や厚さは変化することがあり、全身状態と関連性があります。🤔
○色調
白苔:ごく薄い白苔は健康的。糸状乳頭の先端部は角化すると伸長して、唾液に浸ると水分により白く見えます。
黄苔:細菌などの影響によって舌苔が黄色く見えます。
炎症性の感染症や発熱による水分不足、胃腸機能の乱れと関連します。
発熱すると体液の損失が生じ、唾液分泌低下や自浄作用低下により糸状乳頭の延長と着色が起こります。
黄苔は、喫煙本数の増加や慢性胃腸炎などでも形成されます。
黒苔:原因は感染症、高熱、毒素刺激など。舌粘膜の糸状乳頭が増殖し過ぎて角質の突起が長くなり、黒色の角化細胞が出現することによります。
○量
無苔:舌に全く苔が無い状態は異常であり、症状が慢性化、長期化している場合などに見られます。
これは、栄養不足により舌乳頭に萎縮が生じている場合で、糸状乳頭の形成ができないほど粘膜上皮の血管の機能が低下しています。
薄い:健康的な舌では、ごく薄い舌苔が全体を均等に覆っていて、苔を通して舌本体が見えます。
厚い:舌本体が全く見えない程の厚い舌苔が覆っている場合は、疾患の症状が重いことを示しています。
糸状乳頭の角化と関係が深く、胃腸系の障害がある場合、菌が増殖して白色や黄色の苔を形成します。
○状態
浸潤:水分貯留、冷え。
乾燥:乾燥、脱水、唾液分泌低下。
∗地図状舌(舌苔が数ヶ所にわたり剥がれていて、いわゆる地図状になっている):ストレスに対する抵抗力低下、心身因子の関与。
私は以前体調を崩した際に舌を確認したら地図状舌になっていました😅
ぜひ、自身の健康状態を把握する為に、毎日歯磨きの前に鏡で舌の確認をしてみてください(^^)
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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