電動歯ブラシ②
2022.01.16スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの大塚です。
今回も電動歯ブラシについてお話します!🙋
◎電動歯ブラシのメリット、デメリット
○メリット
・手用歯ブラシの小刻みに振動させるという難しい操作が省かれ、短時間にプラークが除去できる。😳
・専用のブラシを付け替えることで、様々な部位(舌や歯間部など)に使用できる。
○デメリット
・手用歯ブラシに比べて高価。
・充電操作などの電気器具の取り扱いが困難な場合がある。
・大きく重量があるので、使用の継続が負担である。
・慣れていない場合、振動を不快に感じたり、手用歯ブラシの方が磨いた感じがすることがある。☹️
◎電動歯ブラシがオススメの方
・手用歯ブラシを上手く使えない方
・ブラッシング圧が強い方
・自分ではブラッシングが出来ず、他者の補助や介助が必要な方
・身体の麻痺などで歯ブラシ操作が難しい方
・高齢者
などです。😮
◎ブラッシング圧が強い方へ
ブラッシング圧が強いと歯肉退縮の原因になります。
歯肉退縮は知覚過敏やむし歯のリスクが上がります。🤔
近年の電動歯ブラシでは強く歯面に押し付けると動きが弱くなる機能が備わっている物があるので、手用歯ブラシでブラッシング圧が強くなってしまう方にはオススメです。
しかし、ブラッシング圧が強すぎると毛先が広がりプラーク除去率も低下することから、適切な圧で使用することは、手用歯ブラシも電動歯ブラシも一緒です。🙄
◎高齢者へ
60歳以上の高齢者60名を対象とした電動歯ブラシと手用歯ブラシのプラーク除去効果の比較では、電動歯ブラシのほうがプラーク除去率が高い傾向にあったことが報告されています。🙂
電動歯ブラシは要介護高齢者の口腔衛生管理にも使用され、電動歯ブラシを含めた口腔ケアシステムの導入で施設職員の負担軽減が図られ、実施者が異なった場合でも同等の効果が得られました。高齢者では、口腔乾燥を有する患者様もいますが、超音波歯ブラシを使用したところ6ヶ月後の無刺激唾液分泌量が増加しているとの報告や、薬剤性の口腔乾燥患者61名に手用歯ブラシと超音波歯ブラシを用い、ブラッシング後の唾液分泌量を比較したところ、超音波歯ブラシの方が分泌量が有意に増加していたとの報告もあり、口腔乾燥を有する患者様への電動歯ブラシ使用の有意性も示唆されています。😳
◎使用方法の確認
誤った動かし方(ストローク)で電動歯ブラシを使用することによる為害性に注意が必要です。😣超音波歯ブラシは手用歯ブラシと同様に本体を微振動させて使用しますが、音波歯ブラシはN極とS極を切り替えることにより、約30.000回転/分の振動をする為、手用歯ブラシのような動かし方は不要です。😮為害性を少なくする為には、取り扱い説明書で使用方法を確認したり、歯科医院で聞いてみましょう。
電動歯ブラシで気になることがありましたら、ぜひ歯科医師、歯科衛生士にお声かけください。🙇
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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