タフトブラシ🪥
2022.08.08スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。
皆さんはタフトブラシという歯ブラシをご存知ですか?普通の歯ブラシよりもとても小さい歯ブラシがあるんです!本日はそのタフトブラシについてお伝えしていきます!
まずタフトブラシとは、普通の歯ブラシと基本的には同じ形態をしています。しかし、植毛が1束であるため、刷毛部がかなり小さく、プラークが残りやすい部位への適合がスムーズです!
毛束の形態や、毛の長さ、硬さなど、種類が多くなっています。目的に応じた選択が可能で、さまざまな症例に使用できます。
タフトブラシの適応↓
・歯間空隙が大きい。
・歯肉退縮がある。
・歯肉炎、歯肉の腫脹がある。
・歯列不正。
・萌出途中歯。
・半埋伏歯。
・小窩裂溝。
・矯正装置。
・インプラント。
・最後臼歯遠心部。
・嘔吐反射がある。
・厚い頬筋、舌の緊張で歯間ブラシが使用できない。
こういった方にはプラークを除去したい部位に毛先を当てて振動をさせたり、小さい円を描くように動かしたりして操作をしていきます。
また、歯の歯頸部、知覚過敏のある方には、
歯頸部に毛先を沿わせ、数回往復をさせて磨いていきます。
根分岐部がある方には毛先を当てて振動をさせたり、軽くポンピングさせます。
※ポンピングとは…一気に力を入れて動かすのではなく、徐々に力を入れていき、力を入れたり緩めたりを繰り返すこと。
さらに、外科処置をした方や、インプラント術後にも使用可能です。
プラークを除去したい部位に毛先を当て、振動をさせて磨きます。その時に使うタフトブラシは軟らかいブラシを選ぶようにしてくださいね!また、マッサージするように静かに動かしてください。
タフトブラシのヘッドの形は2種類あるんです!
先端が円錐形になっている「山型」と平らな「平型」の2種類があります。
「山型」は先端が細くなっていますので狭い隙間を磨く時に磨きやすいのです。特に矯正装置が付いている方は山型がオススメです!
「平型」は歯茎にフィットしやすいので、歯周ポケットの奥の汚れに取り除くのに適しています。
1つのタフトブラシでもたくさんの使い方や適応があることが分かりましたね!
普通の歯ブラシよりも小さいので、磨くときは確かに時間がかかりますが、使うことによって磨きにくかったところが磨きやすくなったり、小回りもきくので、とても良い補助用具だと思います。ぜひ、使用してみてください!
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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