お薬が原因の歯肉の炎症について(薬剤性歯肉炎)
2019.02.16スタッフブログ
こんにちは!葛飾区、立石の歯科医院、ニコデンタルクリニックの歯科医師、後藤です。
本日はお薬、常用薬による歯茎の腫れ、薬剤性歯肉炎についてお話したいと思います。
歯科医師として教科書で習う3つのお薬があります。1つはフェニトイン、2つ目にニフェジピン、3つ目にシクロスポリンAです。
まず、フェニトインです。これは抗てんかん薬として処方されます。
次にニフェジピンです。これはカルシウム拮抗薬として降圧薬、高血圧の方に処方されます。
最後にシクロスポリンAです。これは免疫抑制剤として処方されます。
これらのお薬を使用されている方は歯肉が丸く、腫れ上がってしまうという副作用がみられることがあります。患者さんの症状に応じて内科医の先生にお薬の交換、カルシウム拮抗薬ではない降圧薬の投与をお願いする場合があります。
多くの歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですが薬剤が影響し、歯肉の炎症を助長してしまうことがあるのですね。
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