キシリトールとはどのようなもの?
2020.11.24スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの国岡です(^^)
皆さん『キシリトール』を知っていますか?
『キシリトール』は糖アルコールの一種で、白樺や樫などの樹木や植物から作られる成分です。ラズベリーやいちごにも含まれており、人間の体内でもつくられています。
『キシリトール』は砂糖とほぼ同じ甘みを持ち、カロリーが砂糖の75%です。
また、スッとした爽やかな冷涼感が特徴です。
糖類と違って『キシリトール』はプラーク内細菌によって酸に分解されないのでむし歯の原因になりません。
この特徴によりキシリトールはシュガーフリーのお菓子屋ガムの甘味料として使用されています。
多くの研究で、キシリトールガムを長期的に摂ったひとにプラーク量の減少がみられたこいうことが示されており、『キシリトール』には抗プラーク効果があります。またそのプラークの粘着性は弱くなります。
また、『キシリトール』には主なカリエス誘発性細菌種の1つであるミュータンスレンサ球菌の阻害効果もあります。
フィンランドや他の世界中の国々で『キシリトール』の定期的摂取がカリエス罹患率に及ぼす影響について数多く長期的研究が行われ、1日2粒から3粒のキシリトールガムを毎日摂取することがむし歯の現象につながると示しています。
最近の研究では、カリエス減少効果わや得るためにはかなり多くの量、少なくとも6gを毎日摂ることが必要であると示されています。
しかしキシリトールガムをそのくらい多くの量、毎日摂取することは、歯に無害なだけでなくカリエスの発症率も抑えられると考えられています。
『キシリトール』と歯の健康に関する研究は1970年代フィンランドのトゥルク市で開始されました。
その後1975年、キシリトール入りチューイングガムがフィンランド、アメリカで発売され
1983年、WHO(世界保健機関)とFAO(国際食料農業機関)が安全性を確認しました。
日本においては、1997年、厚生省(現厚生労働省)が食品添加物として認可、日本で一般食品販売が開始され日本におけるキシリトール元年となりました。
キシリトールガムは現在日本においてもとても身近な存在になっており、スーパーやコンビニ等で気軽に購入可能です。
また、キシリトールタブレットや飴などガム以外にも商品展開されておりますので、ぜひ気軽に皆さまの生活に『キシリトール』を取り入れてみてください!
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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