顔の筋肉、どのくらい知っていますか^_^?
2021.08.19スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの鎌田です(^ ^)
雨が続くお盆となりました。
西日本では災害級の大雨ということで、一時でも早い安全の回復を祈るばかりです。
さて、本日のブログでは『顔の筋肉』について お話していきたいと思います^o^
ヒトの顔面を構成する筋肉は、大きく分けて【顔面筋(表情筋)】と【咀嚼筋】とがあります。
【顔面筋(表情筋)】は、複雑な収縮運動により顔面の表情をつくります。その多くが皮膚に付着していて、皮筋(ヒキン)と言われています。
◎主な表情筋◎
◆眼輪筋(ガンリンキン)…目の周りを囲むようについている、眼の開閉時に使われる筋肉です。
◆頬筋(キョウキン)…上下顎の関節から口角(唇の両端)まで伸びていて、口角を上げる働きのある筋肉です。
◆前頭筋(ゼントウキン)…眉毛の上から伸びている筋肉で、眉毛を上げる働きがあります。
◆口輪筋(コウリンキン)…唇の周りにあります。口元の様々な表情をつくりだす筋肉です。
◆頤筋(オトガイキン)…唇の下から顎に伸びる筋肉です。下顎を押し上げて、顎のラインを引き締める働きをします。
*私たち日本人は、この表情筋をあまり使っていないと言われています。
それは言語に理由があり、日本語を話す時に使う筋肉は20%程度で、英語は60%、なんとドイツ語の発音では80%の表情筋が動くそうです!
【咀嚼筋(ソシャクキン)】は食べ物を咬む(咀嚼する)ときに働く筋肉のことをいいます。下顎骨の運動(主に咀嚼運動)に関わる筋の総称で、深頭筋(シントウキン)とも呼ばれています。
◎咀嚼筋◎
◆咬筋(コウキン)…歯を食いしばった時に顎の外側で硬くなる筋肉で、硬い食べ物を噛み砕く時に働きます。
◆側頭筋(ソクトウキン)…こめかみあたり、耳の上にある筋肉で、下顎を引き上げる作用があります。
◆内側翼突筋(ナイソクヨクトツキン)…下顎の内側にある筋肉で、この筋肉か収縮することで下顎の骨が上に上がり、咬むことが出来ます。
◆外側翼突筋(ガイソクヨクトツキン)…頬骨の深層にある筋肉で上下二つに分かれています。上部は主に口を開ける働きが、下部は主に顎を前に出す働きがあります。
*咀嚼筋は、顎関節症の原因となることもあります。これらの筋肉に負荷がかかり、炎症が起きると「顎が痛い」などの症状に繋がります。
(顎関節症は、症状の程度や部位によっても原因が異なりますので、気になることがあれば ぜひ歯科を受診して下さい。)
ほんの一例の紹介でしたが、私たちが当たり前のようにおこなっている行為や表情は、このような筋肉や骨、関節などからつくられ支えられています。
(人間の身体は本当によくつくられているなぁと感心してしまいます…!!)
そして筋肉は使わなければ衰え、使い過ぎると疲労して炎症や痛みを引き起こします。
その仕組みを知り、正しく使ってケアをしてあげれば上手く機能させることが出来ますね。
『身体を使える』ということは、見た目も若々しく、全身的に健康な状態を保つにも効果的です!
皆さまも是非、ご自身の『顔の筋肉』に意識を向けてみて下さいね^o^
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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