歯磨き粉って何がいいの?
2022.04.20スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院 医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの山口です🍀
口腔内への関心が高まっている今、様々なメーカーから、様々な効果のある歯磨き粉がでています。
「いったい何を選べばいいの?」と思う方も多いと思います。
むし歯や歯周病を予防するためには、定期的に歯科医院で検診を受けること「プロフェッショナルケア」と、日々プラーク(歯垢)を歯ブラシなどでこすり落としたり、食生活、生活習慣を気を付けるなど「セルフケア」が必要です。
セルフケアを効果的に行っていくために、歯磨き粉を取り入れていただくために、今回歯磨き粉に関してお話ししていきます。
歯磨き粉は薬事法により、基本成分のみの「化粧品」と、フッ素などの薬用成分が入っている「医薬部外品」があります。日本で売られている歯磨き粉の90%が医薬部外品であり、そのほとんどにフッ素が含まれています。なので特に意識しなくても、皆さんフッ素や何かしらの予防効果がある成分が入った歯磨き粉を使っているのです。
しかし、日々の診療で患者様の話を聞いていると、「フッ素が入っているかわからない」「よさそうだから」という方が多い気がします。「なんとなく」で歯磨き粉を選んでいる方は少なくないのではないでしょうか?
歯磨き粉の薬用成分で、今、配合されることが多いもの(今現在の研究で必要だと思われているもの)が、大きく分けて7つあります。
①フッ素による脱灰の抑制、再石灰化の促進
②エナメル質の結晶修復、ミネラル補給
③知覚過敏の抑制、象牙細管(歯の構造で、エナメル質の内側の象牙質には管がたくさんあり、歯の中心にある神経の部分と繋がっています)の封鎖
④ステイン・歯石の沈着抑制
⑤浮遊細菌・バイオフィルム(細菌の膜)の殺菌、口臭抑制
⑥歯周組織の炎症を抑える、血行促進、組織の修復
⑦プラークの生成抑制・吸着除去、中和作用
もっと細かく見ると、項目ごとに成分がいくつかあり、成分ひとつひとつも得意なことが違います。
「じゃあ結局、何を選べばいいの?」
まずは歯医者さんに行ってみてください。あなた自身の口腔内はどのようなリスクがあるのかを聞き、あなた自身、何か気になっていることがあれば伝えてみてください。
みなさんの口腔内に合った歯磨き粉や清掃器具、その他セルフケアに必要なものを「処方」してくれると思います。
ちなみに私はフッ素と味を重視して選んでいます!毎日使うので味も大事だと思ってます!
自分の口腔内に合った歯磨き粉を使い、効果的に予防していきましょう(^^)
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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