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エナメル質形成不全とは?

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。

皆さんはエナメル質形成不全という言葉は聞いたことありますか?エナメル質形成不全とは何でしょうか?
本日はエナメル質形成不全についてお話ししていきたいと思います!

エナメル質とは…🧐
・歯の1番外側を覆っていて、人体の中でとても硬いと言われている硬組織になります。また、熱いものや冷たいもの、酸性の食品など、歯がシミると感じさせるものが、刺激に敏感な内部の層に触れないよう保護する役割を果たしています。

エナメル質形成不全とは…🧐
歯の表面にあるエナメル質がうまく形成できていない状態のことをいいます。歯の色が茶色っぽく見えます。うまく形成できていないということは、エナメル質という硬組織が薄い=虫歯になりやすいということになります。

エナメル質形成不全の原因は何でしょうか?

①全身的な要因
胎児期、つまり母親の妊娠期に何らかの全身的障害(例えば、母体の栄養障害、病気、内分泌異常、感染、代謝異常、特定薬物の長期継続投与、ホルモン異常、ビタミン不足、など)で歯の形成、成長が一時的に阻害されることによりエナメル質形成不全が起こります。
エナメル質形成不全が 全身的な原因による時は、1本だけではなく複数の歯に症状が出てくることが多いです。多くの場合,左右対称に現れると言われています。

②局所的な要因
乳歯に外傷を受けた場合、乳歯のむし歯が大きく長期間化膿状態であった場合、後続する永久歯に影響が出てエナメル質形成不全がみられる事があります。1~2歯に限局し,左右対称に認められることは少ないです。

では、どこによくみられるでしょうか?
・エナメル質形成不全は6歳臼歯(第1大臼歯)と前歯(中切歯、側切歯)によく発症しやすいと言われています。6歳臼歯は名前の通り、6歳から使用する歯になりますので、人生でとても長く使用します。虫歯にならないよう予防する必要がありますね😳

どうやったら虫歯の予防ができるでしょうか?
・ご自宅でのセルフケア
→歯磨きをする際、フッ素の入ってる歯磨き粉やフッ素ジェルなどを活用することで、虫歯の予防になります。
・間食(おやつ)
→時間を決めて飲食をすることによって虫歯のリスクを下げていきます。
・定期的な歯科検診
→定期的に歯科医院に通い、歯医者でしか塗れない高濃度のフッ素を塗ることによって虫歯の予防につながります。

歯は、子供の時からずっと使用するものになります。虫歯にならないよう、しっかり予防をしていきましょう!

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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