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指しゃぶり

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院 医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの山口です(^^)

穏やかな天気が増え過ごしやすくやってきましたね✨ちらほらと花が咲いていて春を感じるようになりました🌸
みなさんは花粉症は大丈夫でしょうか?私も早い段階で症状が出始めてました、、腸内環境を整えるのがいいと聞いたので、腸に良い食生活や適度な運動を心がけていこうと思います!!

先日、指しゃぶりがやめられなかったお子さんが「やめられたよ!」と定期検診の時に話してくれました。歯並びにまで影響が出ていたのですが、指しゃぶりをやめたことによりそれも改善していました。

「吸啜(舌を使って吸うこと)」は乳児にとって“快い”ものとして満足感を与えてくれるものと考えられています。不安や不快を和らげてくれる癒しの効果もあります。眠い・退屈・知らない人と会うなどの状況の不快・不安を和らげる役割を指しゃぶりは担っていると考えられています。
2歳頃までの指しゃぶりは生理的なもので、もし歯並びに影響が出たとしても、骨が柔らかいため今後指しゃぶりをやめることができれば自然に治ってきます。
3歳以降で行っていたとしても、幼稚園や保育園で友達と遊ぶことが増え、日中の指しゃぶりは減り、4歳頃までに自然にやめていくのが一般的です。
4~5歳過ぎても続く指しゃぶりは、“快い”感覚を指しゃぶりによって得るということを無意識に繰り返すことによって「癖」として身に付いたと考えられています。

指しゃぶりが4~5歳過ぎまで続くと、歯並びが悪くなったり、前歯でうまく噛めない、うまく飲み込めない、発音がうまくできない、口呼吸になるなどの影響が起きてきます。
それに伴って舌の動きや使い方に癖がついてしまったり、年齢により骨が固まってきてしまうと、指しゃぶりをやめることができたとしても、歯並びへの影響などが残ってしまう可能性が高くなります。

最初にお話ししたお子さんは、歯並びにまで影響が出てはいたのですが、指しゃぶりによって出来た「上の歯と下の歯の隙間から舌を出す」という癖がつかなかったことにより、隙間が出来た原因である指しゃぶりをやめたことにより歯が元の位置に戻っていました。舌の癖がついていたら、また結果は違ったかもしれません。

無理やり指しゃぶりをやめさせることは、お子さんのストレスになり、よりやめられなくなってしまう場合があるので、まずは保護者の方が焦らないように対応をお願いします。

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
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