こどもの矯正
2022.09.15スタッフブログ
こんにちは!葛飾区立石の歯科医院 医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの山口です🍀
過ごしやすい日が増えてきましたね(*^^*)
私はまだ夏気分で寝たら朝寒くて風邪を引きそうになりました(^^;気温や気圧の影響で体調を崩しやすい時期でもあるので、みなさんも気を付けてください!
お子さんの歯並びが気になるという話をよく聞きます。
歯並びの問題で日本人に多いのは、叢生(歯が前後している状態)です。叢生の原因は、歯と歯が並ぶ顎の大きさに差があることです。歯が並ぶスペースが足りないことにより起こります。なぜ差が出るのかは、口腔機能の獲得がうまくできていないことや、遺伝により歯が大きいということが考えられます。
一般的に皆さんが思い浮かべる矯正(歯にワイヤーをつける)は、永久歯列に行います。スペース確保のために何本か(通常4本)抜歯します。抜歯によりできたスペースを利用して歯を並べていきます。
お子さんの場合は、歯列育成を目的とした「拡大床」という装置を使います。顎(歯が生えてくる部分)を少しずつ広げてスペースを作り、歯が並ぶように導きます。顎の成長を促すように力をかけるため、成長度合いにもよりますが、少なくとも小学2年生から始めたい治療です。
【拡大床のメリット】
最大のメリットとしては、お子さんの成長発達の力を利用して治療ができるということです。顎を広げてスペースを確保するため、矯正により健康な歯を抜歯する可能性が低くなります。拡大床の対象期間は6歳から10歳くらいまでです。この頃は骨が盛んに成長する時期であり、一度成長した骨は縮むことは少ないので後戻りの心配も少ないです。
また、着け外しする装置で、お家にいる時につけておけば良いので、初めは違和感があると思いますが、比較的お子さんが受け入れやすい治療だと思います。
しかし、顎を広げ安定するまで続ける必要があるため期間が長くかかります。また、着けなければ効果が発揮されないため、お子様が頑張れるかどうか、そして保護者の方の協力が必要です。また、あくまでも『歯列育成』です。きれいに並べるのが目的ではありません。患者様が求める結果によってはワイヤー矯正が必要になってくる場合もあります。
治療のタイミングや治療方法などはたくさんあります。最終的にどうなってほしいかという患者様の想いもあるとおもいますし、実際にできる治療できない治療などもあるので、「うちの子の歯並びどうなんだろう?」と気になった方はお気軽にご相談ください(^^)
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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