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皆さん、こんにちは!
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック院長の渡辺です。
今回のブログは当院の根管治療(根の治療)について書かせていただきます。

根の治療の複雑さや難しさについては前々回、前回のブログ(2022.11月と2023.5月のブログ)で書かせてもらいました。大切なことは無菌環境を作り、その環境下でコンセプトに基づいた治療を行うことです。
もし、根の治療後も痛みや腫れが再発している方は、何らかの原因で根の中に細菌が侵入・感染し、炎症が起きているということになります。

『根の治療を何度も繰り返している方』
『根の痛みを繰り返している方』
『ご自身の歯を長く残していきたい方』

当院では上記のような症状を感じている方へ自由診療の根管治療のお話しをさせてもらっています。
自由診療での根管治療では、より正確に、精密に、確実に治癒を図ることができます。今回は当院で行なっている自由診療の根管治療について、その特徴を書かせていただきます。

保険診療と自由診療の根管治療の大きな違いは基本コンセプトを遵守できるという点です。
保険診療には治療内容に制限があり、なおかつ使える薬剤や器具も決まっています。場合によっては無菌環境を作るというコンセプトを守れないこともあります。しかし、自由診療の治療内容には基本的な制限はなく、患者様と相談させていただいた上で最善の治療を提供させてもらうことができます。細かい診断を行うこと、無菌環境下を作ること、根の中を確実にきれいにしていくこと、適切な薬剤を使用すること、全てにおいて最新で最善の治療を行うことができます。

自由診療の根管治療の特徴
・CTを用いた診査診断
歯の根は複雑な形態をしており、治療前の診査診断が大切となってきます。そのため、治療を始める前にCT撮影を行わせていただき、根の形を確認し、確実で安全な治療を行なっていきます。

・無菌環境下を作る
根管を治療していく前に患歯の不適な被せ物やむし歯を除去し、感染源となりうる要因をとります。その後、歯の形を整え、ラバーダム(ゴムのマスクのような道具)をおこないます。また、使用する器具は滅菌された新しいものを使用します。

・根管の拡大・洗浄
根管の治療はマイクロスコープという歯科用顕微鏡を用います。根の中は細く、肉眼では確認できません。そこで歯科用顕微鏡を使用することでC根の形を直接、視診で確認しながらきれいにしていくことができます。

・根管貼薬の薬剤
根の治療の薬剤には水酸化カルシウムを用います。この薬剤は安全性と高い抗菌作用があり、炎症と滲出液の抑制を行う働きがあります。また、根の状態によってはMTAセメントという生体親和性の高く、抗炎症作用がある特殊な薬剤を使用するケースもあります。

他の特徴としては、治療回数が少なく、短期間で治療を終えられるということもあります。

最後に私の根の治療に対する思いを書かせていただきます。
私は歯は臓器のひとつであると考えています。歯の根の治療をするということは体の中を触れるということです。体の中を触れる治療なのであれば、無菌環境下において安全で最善の治療を提供させていただきたいと思っています。
根の症状でお困りの方はぜひ一度、当院までご相談下さい。

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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