フィッシャーシーラント(予防の詰め物)
2021.06.25スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの国岡です(^^)
梅雨入りしてジメジメと蒸し暑い日が続いてますね☔️
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は今回『フィッシャーシーラント(小窩裂溝填塞法)』についてお話ししていきます。
フィッシャーシーラントとはむし歯になりやすい歯の溝(小窩裂溝)を小窩裂溝填塞材で封鎖しむし歯を防ぐ方法のことです。
シーラントを行う対象歯は
◯臼歯咬合面の深い小窩裂溝
◯臼歯頬側面の小窩
◯上顎側切歯の口蓋面の盲孔
◯癒合歯の裂溝
などなど…
そして、特にシーラントをお勧めする部位は
『6歳臼歯』です!
6歳臼歯は、5~6歳ごろに生えてくる永久歯です。歯が抜けず、乳歯の奥にそっと生えてくるため、気づきにくい歯ですが、噛む力がもっとも強く、永久歯の歯並びやかみ合わせの「基本となる歯」なのです。
しかし、6歳臼歯は完全に生えるまでに約1年程かかるので、他の歯に比べて背が低く、ふつうのみがき方ではハブラシの毛先が届かず、とてもむし歯になりやすい歯です。
また、歯の溝が深いことが多くそこからむし歯になるリスクが高い歯でもあります。
そのため6歳臼歯のシーラントをおすすめしています。
小窩裂溝填塞材には大きく分けて、レジン系のBis-GMAとセメント系のグラスアイオノマーセメントがあります。
ニコデンタルクリニックではレジン系(Bis-GMA)の『ビューティシーラント』という商品を使用しています。
シーラントの詳しい処置方法ですが
①シーラントを充填する部位を回転するブラシ等で磨き、汚れを除去する
②歯に唾液が付かないよう、コットンロールなどで歯を覆う
③歯を乾燥させる
④歯に接着剤を塗布しその後乾燥させる
⑤ペーストを充填する
⑥光で硬化させる
シーラントではよく充填する前に歯の表面を溶かすエッチング(脱灰液)というものを使用しています。
ですが、ニコデンタルクリニックで使用しているシーラントに関しては歯質にやさしいセルフエッチングプライマーを使用しており、
プライマーに配合されているホスホン酸系モノマーは、リン酸エッチングのようにエナメル質を過度に脱灰せす、 天然歯への侵襲(脱灰)を最小限に留めることができます。
また小窩裂溝填塞材として使用しているペーストにはSPRGフィラーというものが含まれています。
SPRG フィラーはビューティシーラントに含まれている松風独自開発のフィラーです。
6 種類のイオンリリースにより、以下の特長を発揮します。
◯フッ素をはじめとする6種類のイオンリリースが可能 多機能性ガラス表層に、安定したグラスアイオノマ一相を形成した 3層構造であるため、材料の 物性を変化させることなく、イオンのリリースが可能です。
◯SPRGフィラーの働きにより、周囲環境を中性領域に移行させます。
◯フッ素リリース&リチャージ
SPRG フィラーから フッ素をはじめとする 6種類のイオンが持続的にリリースします。
また、フッ素含有ハミガキやジ工ルを使 用する事で、口腔内のフッ化物イオンをリチャージします。
ニコデンタルクリニックでは小児の患者様に積極的にシーラントを勧めています!
分からないこと、聞きたいことなどがございましたらお話いただけると幸いです。
パンフレット等もご用意しておりますので、ぜひ気軽にお声がけください^_^
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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