お子さんのお口ポカンと開いていませんか?
2021.09.27スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックスタッフの国岡です(^^)
皆さんは【お口ポカン】という言葉をご存知でしょうか?
読んで字の通りいつもお口が開いており、口呼吸になっている状態を表しています。
口呼吸になっている原因として最も多いのは鼻やのどの病気やアレルギーです。
その場合は耳鼻咽喉科での積極的な治療が必要となってきます。
しかし、このような問題がない場合でも口呼吸になっているお子さんも多くいらっしゃいます。
口呼吸のお子さんには常に口が開いている以外にもこんな特徴がみられます
◯唇が乾燥している
◯口角が荒れている
◯上唇が上向きに翻転している…など
では、口呼吸になるとどのようなトラブルが考えられるのでしょうか?
『むし歯』
お口が開いていることで唾液の分泌量が減りお口が常に乾いた状態になります。唾液にはむし歯を予防する効果があるため分泌量が減ることでむし歯になりやすくなることが考えられます。
『口臭』
お口が常に乾いた状態になると、お口の中の細菌が増殖することで口臭が気になることがあります。
『ウイルス感染』
鼻呼吸の時は鼻がフィルターの役割をしてウイルスの侵入を防いでくれますが、口呼吸の場合はウイルスが体の中に入りやすくなってしまいます。
このようなトラブルを避けるためにも口を閉じる習慣を身につけることが重要となってきます。
では口呼吸の習慣があるお子さんについて、注意してみていくポイントについて説明していきます。
【食事】
◯口を開けたまま前方部で咀嚼する動きしていませんか?
口を閉じて、臼歯部で食物を保持して咀嚼していますか?
◯口を開けたまま舌を突出してえん下、また下唇を巻き込みえん下していませか?
口を閉じてえん下していますか?
【食器の使い方】
◯スプーンを歯で噛んでしまう、スプーンから上手く食物をとり込めていますか?
◯口唇でコップをしっかり挟むことができますか?歯にコップが「コツン」と接触する音はしていませんか?
【うがい】
◯お口に空気を溜めることはできますか?
◯お口に水を溜めることができますか?
◯お水を左右上下に動かすことができますか?
このように日常の生活習慣の中には口腔周囲の機能を高める動きがたくさんあります。特別なトレーニングを始める前に、普段の生活の中でお子さんの動きを確認してみましょう。
口呼吸のお子さんは近年増加傾向だと言われています。今一度お子さんの【お口ポカン】がないか確認してみてください!
当院では口腔周囲の機能を高めるトレーニングについてもお伝えしています。気になることがありましたお気軽にご相談ください(^^)
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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