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電動歯ブラシのお話🪥

こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。

皆さんは電動歯ブラシの正しい使用法や注意点を知っていますか?間違った使用法で使っていると歯肉を傷つけているかもしれません。
なので、今日は電動歯ブラシについてお話をしようと思います!

電動歯ブラシは1960年から手用歯ブラシの細かい操作が困難な方に向けて推奨されてきました。現在では、技術の進歩によってさまざまな振動様式のものが市販され、使用者が増加しています。

〈特徴〉
振動や反転などの運動によってプラークを除去します。毛先が上手にブラッシング部位に当たるとプラーク除去効果が高いので、ブラッシング時間の短縮が可能です。また、歯肉のマッサージ効果もあります。

〈種類〉
①頭部そのものが振動を与えるもの
②毛束が個別に回転するもの
③把柄部に手用歯ブラシを差し込んで使用するもの
上下振動と反転運動を組み合わせたものもあり、形態はコンパクトな丸型ヘッドタイプが増えてきました。また、充電式と乾電池式があり、価格は安価なものから高価なものまでさまざまあります。

〈使用法と注意点〉
①歯面に歯ブラシの毛先を当てるときには直角に当てるようにしてください。また、手用のようにゴシゴシと動かす必要はありません。
軽く当てて、力をいれずに使用してください。

②鏡を見て電動歯ブラシを使用しましょう。
電動歯ブラシの毛先をしっかり見ながら歯面に当たることでプラークを効率よく除去することが可能です。また、鏡を見ていることで歯肉を傷つける心配もありません。

③歯磨き粉を使用する場合は、研磨剤が入っていないものを選択すると良いです。歯肉の退縮や歯の磨耗を引き起こすこともありますが、歯磨き粉そのものというより過度なブラッシング圧に原因があることが多いです。研磨剤の使用量とともに確認をしましょう。
歯磨き粉は電動歯ブラシ専用の飛散しにくいものや、液状のもの、フォーム状、ジェル状のものを使用すると良いです。

④電動歯ブラシだけでは歯間部の清掃が不十分になります。デンタルフロスや、歯間ブラシなどの補助的清掃器具の併用が必要です。

⑤電動歯ブラシの振動は、口腔粘膜への刺激から唾液分泌を促す効果もあります。ただ、違和感をもつ方もいるので、使用開始後も経過を見ていきましょう。

⑥歯ブラシは消耗品になります。毛先が広がってきたら早めに交換をしましょう。

電動歯ブラシの正しい知識を知って、自分の使いやすいものを選んでいきましょう🦷

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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