歯がはえる前から
2021.03.15スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック スタッフの山口です🍀
生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクで栄養をとるときからお口を使い始めます。「歯医者は歯がはえてから」と思われている方が多いと思いますが、お口の機能・形態の成長発達は歯がはえる前から始まっています。
誰でも、生まれてきた赤ちゃんの健康な身体と心の発育を願っていると思います。お口に関しても、むし歯や歯周病になりにくく健康な状態を望んでいると思います。そういった身体やお口の発育は赤ちゃんの時からの積み重ねで育まれます。
全身とお口は、それぞれが単体で発育していくのではなく、お互いに影響しあっています。身長体重の成長曲線を見ると、生まれてから2~3ヵ月の間の変化がとても大きいです。お口の形態もこの時期に大きく変化が起きています。これは、体を支える力がまだ弱いことや、重力の影響を受けるようになるなどの生まれてからの環境の変化が影響していると考えられていて、この時期にどう環境を整えていくかが大切になってきます。
赤ちゃんの発育で大切なのは「同じことの繰り返し」です。繰り返しの中で身体と脳は成長していきます。人間は朝起きて太陽に当たり、朝ごはんを食べ、運動など活動をし、就寝するという生活リズムがあります。生活リズムが培われ、安心できる環境で発育が促されます。赤ちゃんの時に培われた生活リズムがその後の基盤にもなってきます。生活リズムは遊んだり、食べることが関連して作られていきます。そこで大切にしたいのが「食べたい」という欲求です。(離乳食のタイミングにも関わってきます。)
赤ちゃんは本能で動くので、食べたいという欲求が湧き出ることと、その欲求を満たすことは生活リズムを作ることに繋がります。また、同じくらい大切なのが繰り返し行う遊びです。同じ動きを何度も行うことで、身体の使い方を認識できる脳と身体の動き方を学習します。
「わらべうた遊び」はやさしい歌とリズムが赤ちゃんにとって心地よく、生まれてまもない赤ちゃんともできるのでぜひ遊んでみてください(^^)
「姿勢」も大切です。大人も姿勢が悪かったり、同じ姿勢を長時間していると身体が緊張し、コリがでて辛いと思いますが、赤ちゃんも同じです。そして身体の緊張は発育を妨げます。緊張がなくリラックスした状態だと、身体の動きが良くなり全身の機能を上手に使えるようになります。
「歯科」と聞くとむし歯や歯周病が思い浮かぶと思います。そして予防には歯磨きや食生活など、歯がはえてからのことが、挙がると思いますが、第一の予防は生まれた時からのお口の機能と形態の発育も関わってくるのです。
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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