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入れ歯の作り方について

みなさん、初めましてニコデンタルで勤務させていただいています、歯科医師の中島です。

今回は入れ歯の作り方についてブログを書かせていただきます。

患者様からは、入れ歯作りになぜ時間がかかるのか、毎回同じような事を行なっているように感じる等の意見をいただきます。そこで今回入れ歯作りの基本的な流れなどについて書かせていただきます。

入れ歯の作り方の大きな流れとしましては、口の中の型取り、上下顎の噛み合わせ取り、歯並びの試し合せ、最後に完成の四つ工程が必要になります。

型取りに関しては入れ歯以外の治療でも、経験されている方はいると思います。緑やピンクの粘土の様な材料で行っていきます。しかしむし歯や歯周病で揺れている歯がある場合は入れ歯を作る前に治療する必要があります。なぜかというと、入れ歯のバネをかける歯にむし歯があるとバネが合わなくなり入れ歯が使用できなくなりますし、歯周病で歯が揺れていると、うまく型取りできなかったり、歯が抜けてしまったり、噛み合わせが取れなかったりするためです。

型取りが終わりましたら、次は噛み合わせ取りになります。型取りで製作した模型と噛み合わせを取るための咬合床という道具が必要になります。この咬合床を製作するのに、型取りから一週間ほどかかります。

噛み合わせの次は試し合せになります。この試し合せは、実際に使用する入れ歯の歯を歯科技工士が一本ずつ並べます。さらにバネも金属を加工して製作してもらいますので、噛み合わせから試し合せまでは1、2週間ほど製作するのに時間が必要です。

試し合せの次は完成になります。試し合せから完成までも、硬いレジンという材料に置き換えるため、一週間ほど時間が必要になります。

この様に各工程で1〜2週間ほど時間がかかり、それが4工程あるため、約1か月ほどかかります。患者様一人一人の口の中は形が違うため、全てオーダーメイドで製作となります。

私達歯科医療従事者もなるべく早く、お届けしたい気持ちでいっぱいですが、精密な物ほど時間がかかりますので、ご了承のほど宜しくお願いします。

また詳しい話を希望される方は、医院までお気軽にお問い合わせください。

医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp

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