叢生について
2018.04.07スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区、立石の歯科医院、ニコデンタルクリニックの歯科医師、後藤です。前回は反対咬合、受け口についてご説明致しました。
今回は歯並びが重なり合う叢生についてご説明したいと思います。
叢生とは英語でcrowingと言い、数歯に渡って歯が傾斜、転位して重なり合っている状態を言います。叢生の原因と致しまして、まず、顎の大きさに比べ歯が大きすぎる場合など多くはスペース不足にておきます。
また、指しゃぶりが長く続くと内側へ吸引する力が働き、スペース不足になりがちで、歯並びが叢生になりやすいです。指しゃぶりも4歳になるまで目安に徐々に辞めていくことが望ましいです。
治療法としてはお子様と大人では少し異なります。お子様は成長発育途中でございますので、発育を促すことで治る場合がございます。例えば拡大床で顎を広げてあげることで歯の並ぶスペースを確保致します。
大人の場合は成長による顎の拡大が見込めないため、ブラケットという3次元的に動かせる器具を歯の表面につけてワイヤーと併用し動かします。多くの大人の場合はスペース確保のために抜歯が必要になる場合が多いです。
次回は拡大床のお話をしたいと思います。
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