乳歯と永久歯の違い🦷
2022.02.25スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。
皆さんは永久歯と乳歯の違いは知っていますか?
大人の歯が黄色なんですが…。という質問をいただくので、永久歯と乳歯の違いをお話していきたいと思います。
《乳歯の特徴》
・ヒトの乳歯は、生後6〜7カ月ごろから生え始めます。そして、約3歳で乳歯列が完成します。ここで乳歯の本数は既に20本ある状態になります。そして、約4歳ぐらいから乳歯の歯根が永久歯に順次吸収を開始していきます。6歳ごろには乳歯の脱落が起こり、約12歳で永久歯列への交換が完了します。
乳歯は、咀嚼器としての歯の機能だけではなく、後続の永久歯の萌出場所の確保や、咀嚼による筋や顎骨の成長、発育などにおいて重要な機能をもっています。
そして、乳歯の色は青白色、もしくは乳白色をしています。また、乳歯のエナメル質の厚さは永久歯の約1/2と薄く、石灰化も低いため、永久歯よりも歯が弱い状態です。なので、フッ素の使用も歯の萌出時期からがオススメになります。
また抜けた乳歯をよくみると歯の根がないことに気付くと思います。それは下から萌出する永久歯に乳歯の根が吸収されることで根がなくなるのです!ぜひ、抜けた乳歯をじっくりみてみてくださいね!
《永久歯の特徴》
・ヒトの永久歯は6歳前後から萌出を開始します。12〜13歳前後で永久歯列となります。
第3大臼歯、いわゆる親知らずですね。それを含めれば、全ての永久歯は21歳ごろに萌出を完了します。しかし、永久歯の萌出時期や順序は一定のものではなく、個体差がみられます。
また、乳歯がむし歯などにより早期に喪失すると、後に生えてくる永久歯の萌出が早くなったり、乳歯の晩期残存などにより萌出が遅くなることもあります。
先程出てきた第3大臼歯(親知らず)は個人差があり、萌出する方もいれば、萌出しない方もいらっしゃいます。また元々ないという方もいらっしゃいますので、レントゲンを撮影することで第3大臼歯(親知らず)の有無を確認することができます。
永久歯の色は帯黄白色なので、乳歯よりも黄色っぽくみえます。また、乳歯よりも永久歯の方がサイズが大きいため、歯列不正が起こることがあります。
乳歯と永久歯は色やサイズ、歯の質が違ってきます。歯医者で定期的に検診を受けることで、むし歯はもちろんですが、生え変わりや歯列不正の可能性、親知らずの有無に関して知ることができます。ぜひ、当院にご相談ください❕
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
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