ブラッシング法②🪥
2022.07.04スタッフブログ
こんにちは!
葛飾区立石の歯科医院、医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニックの山戸です。
以前、プラーク(歯垢)の除去を目的としたブラッシング法をお伝えしたかと思います!本日は歯茎のマッサージなどを目的としたブラッシング法をお伝えしていきたいと思います!
①ローリング法
→歯ブラシの毛先を根尖方向に向け、歯ブラシの脇を歯面に沿わせます。軽く圧を加えながら歯ブラシを歯冠に向けて回転させます。
この方法は操作は簡単なのですが、歯頸部の清掃効果は悪いのです😰
また、硬い歯ブラシで力を入れて行ってしまうと、擦過傷を生じることがありますので行う際には注意が必要です。
②スティルマン法
→毛先を根尖方向に向け、歯軸に対して45°の角度で歯頸部歯茎に歯ブラシの脇を押し当てます。圧迫振動を数秒間加え、歯茎のマッサージを行います。
この方法は歯茎のマッサージが第一の目的です。そのため、歯茎の腫脹や出血がある場合に適応されます。ただ、舌側や最後臼歯への操作が困難です。なので、他のブラッシング方法との併用が必要になります。
③スティルマン改良法
→歯ブラシを歯面に当てて、回転を加えます。
歯茎のマッサージと歯頸部、歯冠部のプラーク除去効果があります。歯茎の腫脹、出血がある場合、また外科処置の術後、回復期にも適応です。
④チャーターズ法
→歯ブラシの毛先を歯冠方向に向けて歯ブラシの脇を歯頸部付近に当て、圧迫振動を加えます。毛先が歯間部に入るようにします。歯ブラシを根尖方向に向けて回転させます。
この方法は歯ブラシの毛が歯間空隙に入りやすいです。また歯間乳頭部の歯茎のマッサージに有効です。これは歯列不正や歯間空隙が大きい方、歯茎退縮がある方に適応です。
⑤ゴットリーブの縦磨き
→歯ブラシの毛先を歯面に当て、歯間部に毛束を挿入します。上下左右に細かい圧迫振動を加えます。
この方法は歯ブラシの毛が歯間空隙に入りやすく、歯間乳頭部の歯茎のマッサージに有効です。
ただ、歯間部に毛束を挿入するため、歯ブラシの毛が痛みやすくなっています。
歯列不正、歯間空隙が大きい方、また歯茎の退縮がある方に適応とされています。
5つのブラッシング法を本日はお伝えしましたが、歯茎のマッサージを目的としたブラッシング法は間違えてしまうと歯茎を傷つけることになります。その結果、逆に出血が出てしまったり痛みが出たりしますので、歯医者での指導が必要です。当院では皆さん一人一人に合ったブラッシング法をお伝え致しますので、ぜひスタッフに声をかけてください😄
医療法人社団栄怜会ニコデンタルクリニック
東京都葛飾区立石2-26-17
03-3693-2880
www.nico-dent.jp
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